この項目のトップへ戻る

国際交流(2020)

姉妹校とのオンライン臨床実習を実施

12月30日(水)、本学の姉妹校である河北医科大学とオンラインを利用した臨床実習を実施した。
中国河北省の省都石家荘市にある河北医科大学との交流は、1986年前身である河北医学院との人員交流から始まり、1996年に姉妹校関係を締結。2015年からは本学歯学部第5学年学生を派遣開始、河北医科大学口腔医学院にて臨床実習を行っている。河北医科大学からは2017年より第5学年学生を派遣開始、本学病院にて実習を行い、学生間の相互派遣を行ってきた。
今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で双方の派遣を中止していたが、臨床実習を通じた症例や相手国の医療環境を学ぶ重要性があることから、オンラインを利用し実現した。

オンラインで挨拶する馮副校長(右)と宇田川歯学部長

実習プログラムの最初のミーティングでは河北医科大学を代表し馮軍(フォンジュン)副校長が友好交流開始後、河北医科大学に従事する教職員の多くが過去松本歯科大学で研修を行い、医療教育現場の最前線で活躍していることが報告され、長年の協力に対し感謝が述べられた。続いて本学川原一祐学長が挨拶し、1985年に当時の河北医学院で講義を行ったこと、近年急速に発展する中国経済や医療教育に言及し、此度の新型コロナウイルス感染症に屈せず、両校の友好交流が永続するよう期待の言葉が述べられた。

オンライン臨床実習に臨む第5学年生

次に学生間のオンライン臨床実習を行った。本学からは5年生9名が参加、河北医科大学からも5年生の6名が参加した。まず最初に、本学の臨床実習風景を撮影したビデオが流され、新木太朗くん、徐煬くん、春日梢さんが施設・設備など紹介した。本学病院の特色でもある特殊診療科は今後超高齢化社会を迎える中国の歯科医療にとって大変参考になる医療体制であることから、河北医科大学の学生および教員は熱心に説明に聞き入っていた。

河北医科大学における歯科治療の映像

最後に河北医科大学口腔医学院で撮影された臨床映像が流され、李(リ)向軍(シャンジュン)教授から、口腔外科の抜歯手術や口腔内科(日本の歯内療法学に相当)の歯髄炎治療、歯科補綴科の3Dパノラマ義歯製作などの解説が行われた。本学の学生は治療方法や日本ではあまり見られない口腔粘膜症の症例が多いことに驚いていた。

台湾彰化女子高級中学一行78人が本学を訪問

本部館前で記念撮影をする彰化女子高級中学一行

台湾の彰化女子高級中学の一行78人が2月4日(火)、本学を訪問した。記念撮影や歓迎セレモニーを行い、台湾出身の本学病院臨床研修歯科医や歯学部学生の案内で病院の施設・設備などを見学。日本の最先端の歯科医療に触れて留学への関心を高めた。