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国際交流(2023)

姉妹校・河北医科大学代表団が来学

来学した代表団のみなさん

5月24日(水)中国の河北医科大学の代表団が、松本歯科大学を訪問し、両大学の友好関係の再構築を図るための交流が再開された。この訪問は、両大学の姉妹校締結後、35年以上にわたる友好関係を築くための重要な一歩となる。
代表団は倪鉄軍(ニイ ティエジュン)党委副書記を含むメンバー5名(李増寧リ ツンニィン口腔医院党委書記、張瑞麗チャン ルイリ看護学院院長、張奇チャン チ国際合作交流処処長、趙琛チオ ツン口腔医院修復科教授)で構成された。到着時、大学の正面玄関には中国と日本の国旗を掲揚し、玄関ホールには中国出身の留学生が制作した横断幕「熱烈歓迎河北医科大学」を掲げ、大学全体が歓迎ムードに包まれた。

河北医科大学から本学に贈られた生花スタンド

 代表団は到着直後、松本歯科大学の創立者である矢ヶ﨑康先生の銅像に対して、河北医科大学及び河北医科大学研修生一同からの感謝のメッセージを記した感謝のスタンド花を捧げた。記された「両校友好先駆者」と「徳厚流光、銘感不忘」というメッセージは、両大学の長い歴史と友好関係を象徴している。代表団は創立者の偉業と両大学の連携に敬意を表し、深い感謝の意を込めてスタンド花を手向けた。

名誉院長の称号を贈られ、笑顔を見せる矢ヶ﨑理事長

その後、理事長矢ヶ﨑雅先生をはじめとする大学の役員と本学の30周年記念棟で懇談を行った。懇談の前に、倪鉄軍党委副書記から理事長矢ヶ﨑雅先生には「河北医科大学口腔医院名誉院長」の称号が贈られ、これまでの功績が讃えられた。矢ヶ﨑理事長は謝辞を述べ、代表団の訪問を心待ちにしていたことを示し、大いに歓迎した。「両大学の友好関係が今後さらに発展していくことを願います」といった挨拶も行った。一方、河北医科大学の関係者も「松本歯科大学との対面交流再開は喜ばしいことであり、両大学が互いの強みを生かし合いながら、より高い学術水準と国際的な競争力を獲得するために協力していくことを期待しています」とコメントしていた。

病院インプラントセンターを視察する代表団

宇田川信之歯学部長の案内のもと、代表団は大学病院や体育館、実習館、総合歯科医学研究所などを視察した。特に歯科病院内の健康づくりセンター、インプラントセンター、及び小児歯科にある授乳室の設置に興味を持っていた。この視察は両大学の間で最新の設備や施設についての知識を共有し、さらなる協力の可能性を模索する貴重な機会となった。
夕方には本学図書会館の1階ホールで盛大な親睦会が開催された。約40名の本学役員や教員、学生、河北医科大学の卒業生、そして中国籍の留学生が参加した。この親睦会では、留学経験や臨床実習プログラムに関する交流が活発に行われ、深い友情が生まれた。
両大学は新型コロナウイルスパンデミックの制約を克服し、再び友好関係を深めるための努力を続けている。今後、両校の友好交流が一層促進されることを期待する。