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これまでの活動2017

学生有志が児童館で歯の大切さ伝えるボランティア

クイズ形式で児童たちに問いかける長尾君

歯学部第1、第2学年の学生有志は12月6日(水)と13日(水)の両日、塩尻市教育委員会の要請により、塩尻児童館と広丘児童館において、小学校1~4年生約140人に歯の大切さを伝えるボランティア活動を行った。学生たちは工夫を凝らしたスライドやビデオを流してむし歯の怖さを解説し、質問を投げかけながらクイズ形式で児童たちの関心を惹き、「大切な歯を守りましょう」と呼びかけた。ボランティア活動に参加したのは、第1学年の長尾将平君、千野文子さん、第2学年の細野恭希君の3人。学生たちは、「問いかけに対し児童全員が大きな声で答えてくれたので、むし歯の怖さや歯の大切さがうまく伝えられたと思います」、「顕微鏡で細菌を観るのは自分たちの勉強にも役立ちました」、「きちんと理解してもらえるよう言葉づかいを意識した発表ができ、貴重な経験となりました」などと感想を語った。

第4回カムカムメニュー・写真コンテスト表彰式を開催

川原学長と最優秀賞の小池さん(左)

松本歯科大学第4回カムカムメニュー・写真コンテストの表彰式が11月18日(土)、塩尻総合文化センターで催された。同コンテストは食感や噛み応えがあるメニューを市民や学生から募り、「よく噛んでおいしく健康に」をテーマに2014年から毎年開催されている。
今回は県内外から21作品の応募があり、審査の結果、最優秀賞には小池孝樹さんの「林檎バーグ」が輝き、川原一祐学長から表彰状と賞品が手渡された。「林檎バーグ」は食感が残るように煮た皮つきのリンゴをおからハンバーグと組み合わせ、シャキシャキ感と柔らかさが同時に楽しめる点が評価された。小池さんは「チーズを焼き上げることでリンゴを隠し、食べたときに驚きがあります。おからを加えることで噛み応えもアップして満足感のある一品です」と話していた。また、学内最優秀賞には第1学年の三浦佑樹君が応募した「ほうれん草と砂肝のきんぴらごぼう」が選ばれた。
受賞された皆さんは以下の方々(敬称略)。

〔学外受賞者〕
最優秀賞/小池孝樹「林檎バーグ」
塩尻市健康増進賞/上條美恵子「れんこんと切り干し大根のナポリタン風」
松本歯科大学賞/伊佐津和朗「カンタン カタイ コダワリ素材~3Kだけど安心のビスコッティとはこれいかに?」
うず潮賞/佐藤琴美「カムカムコロッケ~山賊風味~」
フォンターナ デル ヴィーノ賞/下里かおり「満足感たっぷりの一皿」
丸泉賞/Y.T「ごぼうとにんじんのしゃきしゃき天ぷら」
入賞/中野久枝「昆布ときのこの中華炒め」
入賞/山本悦子「ジャンボメンチカツ」
入賞/平岡由起「レンコンとブロッコリーのコリコリ炒め」
入賞/K.T「秋を味わう里芋コロッケ」

〔学内受賞者〕
最優秀賞/三浦佑樹「ほうれん草と砂肝のきんぴらごぼう」
優秀賞/上條由美「カボチャまるごとサラダ」
入賞/高濱 暁「ゴロゴロ野菜のハロウィンキッシュ」
入賞/仲座海希「簡単カムカムシチュー」

臨床ニーズ発表・産学交流会を開催

名刺交換を行う教員と企業担当者

本学および長野県テクノ財団は9月26日(火)、図書会館学生ホールにおいて、松本歯科大学臨床ニーズ発表・産学交流会を開催し、学内外から約110人の参加があった。本発表会は東京都および東京都医工連携HUB機構の協力を得て開催したもので、医療現場での困りごとを製販企業およびものづくり企業の前で発表して、製品の共同開発に繋げることを目的とする。発表会後は、場所を学生食堂2階カフェテリアに移して産学交流会を実施して情報交換を行った。会場ではものづくり企業11社による製品展示もあり、参加者が関心を寄せていた。後日、発表した幾つかの医療ニーズに関して企業と個別の面談を実施した。今後の製品開発への発展に期待ができるイベントとなった。

「子どもの歯を守ろう」をテーマに市民公開講座を開催

講演した増田教授

「子どもの歯を守ろう」をメインテーマにした松本歯科大学市民公開講座が7月15日(土)からスタートし、松本市松南地区公民館(なんなんひろば)を会場に7~8月の土曜日に2回ずつ開催。全4回シリーズで本学教授らが各専門分野について講演した。初回は「噛むことが食生活を豊かにする」と題して総合歯科医学研究所の増田裕次教授が講演し、咀嚼の役割や意義を分かりやすく解説した。7月22日(土)は小児歯科学講座の大須賀直人教授が「子どもの歯に関する疑問を解決する」について講演し、むし歯や子どもの歯の異常(過剰歯)、治療法などの疑問に答えた。8月5日(土)は小児歯科学講座の正村正仁准教授が「スポーツマウスガードで歯を守る」をテーマに、12日(土)は歯科矯正学講座の影山 徹准教授が「矯正治療はいつから始めるか?」についてそれぞれ講演した。

学生が石膏模型を作り子どもたちとふれあう

作った模型と指を見比べる子どもと学生

第2、第3学年の学生有志が7月15日(土)・16日(日)に松本市で開催された「まつもと広域ものづくりフェア」にボランティア参加した。同フェアは、松本市、塩尻市、安曇野市の教育機関や企業が中心となって、ものづくり体験教室や科学実験教室を開催し、子どもたちにものづくりへの関心を持ってもらうことを目的に毎年開かれている。総合歯科医学研究所・増田裕次教授、口腔解剖学講座・金銅英二教授、歯科薬理学講座・十川紀夫教授の指導のもと、今回参加した学生は第3学年の祁 君容君、小山 惇君、高橋美圭さん、土屋光那さん、中田智是君、保科沙矢夏さん、吉田拓真君、第2学年の宇治田太一君、白石真愛さんの10人。本学ブースの「石膏de遊ぼう」と題したコーナーでは、印象材を用いて来場者の指型をカップに採り、石膏を流し込んで、リアルな指模型を作ってプレゼントした。

学生有志が中学校で講師ボランティア

左から川尻さん、佐野君、町野君、三浦君、鄭君

歯学部第1学年の川尻紋子さん、佐野浩之君、鄭 宗烈君、町野 惇君、三浦佑樹君の5人は6月28日・7月5日・12日の各水曜日に、塩尻市立広陵中学校において、生徒が放課後自主的に学習を行う「放課後自習室」に講師ボランティアとして参加した。学生らは問題集や授業の復習に取り組む生徒からの質問に答えたり、問題の解き方を教えた。村上 啓校長は、「生徒たちは教員よりも年代的に近い学生に教わることを楽しみにしていて、意欲的に取り組んでいる。生徒アンケートの結果も好評で、保護者からの評価も高い」と学生らの学習支援を歓迎。同校の放課後自習室は、毎週水曜日に開設され、学生たちは今後も都合がつく限り、生徒の学習支援に協力していく。

大学・地域連携事業アンケート調査結果を公表

本学は大学・地域連携事業の一環として2014年度、2015年度、2016年度に塩尻市民の方を対象に「口腔と食に関するアンケート調査」を実施した。本調査は、「塩尻市・松本歯科大学 包括連携協定」に基づき、塩尻市民の食生活や歯と口の健康に関する現状などを把握して、地域の健康増進に役立てる事が目的。調査方法は、塩尻市在住の20歳以上90歳未満の市民を対象に各年度1000人を抽出し、質問紙を郵送に寄って配布・回収した。調査結果の概要は以下のとおり。
①口腔衛生を心がけていない人の方が、糖尿病や肥満の割合が高い。
②歯の数が少ない人は病気が多い。
③口腔内の悩みでは口臭を気にする人が多い。
④標準体重以下の人は食事に関心がない。
アンケート調査結果の詳細は、松本歯科大学社会貢献・地域連携推進センターがリーフレットにまとめて、市役所や本学病院で配布し、地域住民に周知する。

松本歯科大学市民公開講座(後期)を開催

十川教授の講演を聴講する市民の皆さん

松本歯科大学市民公開講座が塩尻市市民交流センターにおいて1月7日(土)から全4回シリーズでスタートした。「口の健康維持でめざす地域の健康寿命延伸」をメインテーマに、本学教授らが各専門分野について講演。各回とも多くの市民が来場し、熱心に聴講した。1月7日(土)の第1回は口腔解剖学第2講座の中村浩彰教授が「歯はどうやってできてくるの?」と題して講演した。14日(土)は口腔顎顔面外科学講座の芳澤享子教授が「むし歯と歯周病だけではない口の中の病気」と題して、多様な口腔内の疾患を紹介した。21日(土)は歯科薬理学講座の十川紀夫教授が「お口と健康に関わる薬」について講演した。28日(土)の最終回は歯科補綴学講座の倉澤郁文教授が「よく噛むために、顎は大丈夫!?」と題して講演。4回シリーズ全てを受講した17人の方々に本学社会貢献・地域連携推進センターの増田裕次副センター長より修了証が贈られた。