この項目のトップへ戻る

これまでの活動2015

松本歯科大学専門職シリーズ講座を開催

講演した蓜島准教授(右)と江頭先生

大学・地域連携事業の一環として「“食べる”を支える栄養評価と対応」をテーマにした専門職シリーズ講座の第1回が12月8日(火)に、第2回が22日(火)に図書会館学生ホールにて開催された。8日は、本学障害者歯科学講座の蓜島弘之准教授が、「嚥下調整食分類の標準化と実情」について講演した。国内に統一された嚥下調整食分類が存在しないために、窒息事故が起こった事例を紹介し、「統一した嚥下調整食の分類が必要である」との見解を示した。22日には、地域栄養ケアPEACH厚木代表・江頭文江先生をお招きし、「チームで実践! 嚥下障害者の栄養ケア・マネジメント」と題した講演が行われた。江頭先生は「地域食支援を円滑に進めるためには、医師、歯科医師、看護師、栄養士、歯科衛生士などと連携し、チームによるスキルアップが不可欠です」と指摘した。

第2回カムカムメニュー・写真コンテスト表彰式を開催

川原学長から賞状を授与された坂田さん(右)

12月19日(土)、松本歯科大学第2回カムカムメニュー・写真コンテストの表彰式が塩尻総合文化センター講堂で催された。同コンテストは大学・地域連携事業の一環として昨年に引き続き行われ、今回は44作品の応募があった。審査の結果、最優秀賞には坂田亜弥さん(須坂市)の「ゴロゴロ野菜のタルティーヌ」が輝き、川原一祐学長から表彰状と賞品が手渡された。坂田さんは「シャキシャキ、ホクホク、しっとりなどいろいろな食感で、噛んで食べるのが楽しくなるように考えました。あえて大きめにカットしたので、大きな口で頬張ってほしいと思います」と話していた。
受賞された皆さんは以下の方々(敬称略)。

〔学外受賞者〕
最優秀賞/坂田亜弥「ゴロゴロ野菜のタルティーヌ」
塩尻市健康増進賞/角川彩子「稚鮎の卵とじ丼」
松本歯科大学賞/柊中典子「ごまカツ」
うず潮賞/清水えみ子「海のめぐみでカムカムメニュー」
入賞/田口わかも「軟骨?!入り つくね風丼」
入賞/酒井貴恵「ゴロッ!サクッ!海の幸のかき揚げ」
入賞/坂田和子「ピーカンナッツタタキごぼう」
入賞/下平由美「シャキシャキれんこん炒め」
入賞/松本 歩「れんこんの照り焼きベーグルサンド」

〔学内受賞者〕
最優秀賞/仲座海希「ごぼうのキッシュ」
優秀賞/亀田夏希「根菜のドライカレー優秀賞」
入賞/小野亜美「エビと根菜・きのこのアーリオ・オーリオ」
入賞/中田智是「九龍球 噛むfrom長野」
入賞/高濱 暁「カムカム芋煮」

松本歯科大学講演会「食べて脳トレ-カムカムメニューは脳も健康に!」開催

軽妙な語り口で講演した吉野先生

12月19日(土)、九州歯科大学口腔保健管理学講座の吉野賢一准教授を招いて「食べて脳トレ-カムカムメニューは脳も健康に!」と題した講演会が塩尻総合文化センターで開かれた。同講演会は、本学主催のカムカムメニュー写真コンテストの表彰式に合わせ、よく噛んで食べることの効用について周知するのが目的で、市民や本学学生など約40人が聴講した。

しおじりEXPOで学生が大学をPR

来場者にイヤホン型センサーを装着してもらい咀嚼回数を測定する学生たち

10月24日(土)、塩尻青年会議所主催の「しおじりEXPO―自分の知らない“まち”と出会おう」が塩尻市立体育館において開催され、大学院生と歯学部第1・2学年の学生有志が、地域を志向する大学として本学の活動内容を広報するPRブースを出展した。測定装置を用いて咀嚼回数を測り、よく噛むことの重要性をアピールし、食育推進に関するプレゼンテーションを通じて来場した地域住民の方々と交流を深めた。

「こどもの咀嚼を育てる」をテーマに講演会や歯科相談会を開催

歯科相談に応じる山川先生

10月10日(土)、長野県小児保健協会などが主催する2015年度こどもの健康週間のイベントが本学図書館において小児歯科学講座の担当で開催された。一般公開講演会では、「こどもの咀嚼を育てる」をテーマに飯田女子短期大学の安富和子教授(本学大学院修了)が「噛めない・噛まない・飲み込めない子どもたち」と題して、総合歯科医学研究所の増田裕次教授が「咀嚼を育てる」と題して講演を行った。講演会後には小児・矯正歯科の相談会が開催され、本学1期生である山川洋子先生をはじめ小児歯科学講座の医局員を中心に訪れた市民の方々の相談に応じた。

本学レストラン3店が塩尻おいしく減るsee応援店に認定

チキンのトマト煮込みランチ

塩尻市が推進する「塩尻おいしく減るsee(ヘルシー)応援店」事業において、このほど本学レストラン「雷鳥」、「スターダスト」およびカフェテリアの3店を含む市内の飲食店など17店が応援店して認定された。本事業は、健康に配慮したメニューを提供して市民の健康づくりを手伝う店を同市が認定するもので、sは脂肪、2つのeは塩分、エネルギーを意味し、健康の「ヘルシー」とかけている。認定項目は「野菜いっぱいメニュー」や噛むことを意識できる「カムカムメニュー」(本学の認定が必要)など8つ。「しおじり減るseeメニュー」など5項目で認定されたフレンチレストラン「雷鳥」では、地産10種のサラダやミントジュレとソルベなどのセットメニュー「チキンのトマト煮込みランチ」を予約にて提供する。

第1回シンポジウムを開催

参加者たちが親睦をはかった交流会でのグループ発表

9月19日(土)、大学・地域連携事業の一環として「在宅の要介護高齢者の『食べる』を支える-第1回多職種連携」をテーマにした本学主催のシンポジウムが開催された。歯科医師や医師、歯科衛生士、看護師、ケアマネージャー、管理栄養士など医療・介護関係者約100人が参加し、基調講演やシンポジウム、交流会を通して、在宅医療への対応や多職種連携のあり方を探った。基調講演は相澤病院(松本市)の相澤孝夫院長による「多様化する在宅医療」が行われ、続いて障害者歯科学講座の小笠原 正教授が摂食嚥下障害リハビリテーションを例に専門性を生かしたチーム医療の重要性を話した。

信州の魅力発見大学公開講座で増田裕次教授が講演

カフェが併設された会場で講演する増田教授

8月21日(金)、東京・銀座NAGANOにおいて「信州の魅力発見大学」と銘打った公開講座が開催された。総合歯科医学研究所の増田裕次教授が「信州発 健康長寿のすすめ-よく噛んで味わうカムカムメニュー」と題して講演を行った。銀座NAGANOは、長野県と県観光協会が運営するアンテナショップで昨年10月にオープンし、特産品の販売や観光情報などを発信している。信州の魅力発見大学は、県内の大学の認知度を高める意図で企画され、今年から各大学の教授が定期的に講演するようになった。増田教授は講演で、よく噛んで食べれば口腔機能の維持や脳の活性化をもたらすことを解説し、本学で取り組んでいるカムカムメニューについて「噛み応えのあるメニューを食することで噛むことを意識するようになり、食生活の管理ができます」とその効用を説いた。

松本歯科大学市民公開講座で全4回受講者に修了証を授与

受講者に修了証を手渡す吉田教授(右)

大学・地域連携事業の一環として開催してきた市民公開講座は、8月6日(木)に最終回を迎え、口腔細菌学講座の吉田明弘教授が「文明からみた、むし歯の変遷」と題して講演し、文明と人類の感染症の変遷を紐解いて解説した。講演後は吉田教授から、全4回シリーズ全てを受講した山田隆康さんに修了証が手渡された。

農業体験事業「おいしい塩尻味わい隊」に学生がボランティア参加

左から巻淵さん、根岸さん、堺君、花村君

塩尻市では食育の一環として農業体験事業「おいしい塩尻味わい隊」を実施している。歯学部第1学年の教養教育科目・オープンセミナーⅠ「食育を地域に広める」では、本事業に学生がボランティアとして参加し、地域社会での食育推進活動に触れて社会貢献の大切さを学習した。8月1日(土)には第1学年の堺 祐樹君、根岸綾乃さん、花村 恒君、巻淵初美さんら4人が塩尻市片丘の畑で行われた農業体験をサポートした。

まつもと広域ものづくりフェアに学生が参加

来場者の指型を採る学生たち

7月18日(土)、19日(日)に松本大学キャンパスにおいて「まつもと広域ものづくりフェア」が開催され、中信地区の大学、高校や企業など38の団体が体験コーナーや展示コーナーを設けた。本学の出展ブースでは、印象材や石膏を使って自分の指型を採る無料体験コーナーを設け、家族連れなど2日間でおよそ280組が訪れた。同フェアには総合歯科医学研究所の増田裕次教授と口腔生理学講座の北川純一教授をはじめ、歯学部第3学年の伊波和可乃さん、柏原みゆきさん、髙濱 暁君、第2学年の辻内美穂さん、仲座海希君、山田蘭子さん、吉田拓真君がボランティアとして参加した。

長野県「大学・地域連携事業」に採択、松本歯科大学市民公開講座を開催

講演する正村准教授

昨年度に引き続き、本学の「口の健康維持でめざす地域の健康寿命延伸」をテーマにした諸活動が長野県の2015年度「大学・地域連携事業」に採択された。健康寿命延伸をめざし市民の口腔機能の維持・増進をはかるために、市民講座やシンポジウム、専門職セミナーなどを開催し、口の健康への意識を地域ぐるみで高めていく。その一環として、塩尻市の市民交流センターにおいて市民公開講座がスタートした。
6月25日(木)は小児歯科学講座の正村正仁准教授がマウスガードの役割とその効果について講演した。正村准教授は「マウスガードは口腔内に装着する弾性を有した装置で、選手の口腔内の外傷を減少させ、歯や周囲の組織を外傷から保護するものです」と話し、脳震盪の予防にもつながることを説明した。また、「マウスガードを装着することでスポーツ時の事故から歯を守りましょう」と呼びかけた。

長野県食生活改善推進協議会松本平支部定期総会で増田裕次教授が講演

食生活改善推進員と記念撮影する増田教授(前列左から4番目)

4月21日(火)、松本市で開かれた食生活改善推進協議会松本平支部定期総会において、総合歯科医学研究所の増田裕次教授が「よく噛んで食べることの大切さ」をテーマに講演した。全国では17万人の食生活改善推進員が活動されており、1411市町村に協議会組織を持っている。今回は地元松本平の食生活改善推進員約200人が参加し、増田教授は講演で、「噛むこと」を中心にそのメカニズムや大切さを解説した。また、松本歯科大学から発信しようとしている「カムカムメニュー」についても紹介した。