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研究成果(2018)

第87回松本歯科大学学会を学生ラウンジで開催

優秀発表賞に選ばれた趙院生のポスター発表

11月15日(木)、第87回松本歯科大学学会(例会)を本館1階の学生ラウンジで開催した。昨年と同様に開催日を木曜日の夕方とし、一般演題のみをすべてポスター発表で行った。ポスター掲示は前日の夕方から当日朝までに行い、職員や大学院生だけでなく、多くの歯学部生・衛生学院生もポスターを見学しており、本学でどのような研究が行われているのかを知る大変良い機会になった今回の優秀発表賞には、大学院第3学年硬組織発生・再生工学ユニットの趙 麗娟院生が発表した、「象牙芽細胞の枯渇は修復象牙質を誘導する」が選ばれ、高橋直之大学院歯学独立研究科長から表彰状と副賞が授与された。

吉田明弘教授が世界健康首都会議で乳由来食品素材を用いた実証報告

研究成果を発表する吉田教授

11月8日(木)・9日(金)、第8回世界健康首都会議が松本市中央公民館(Mウイング)で開催され、口腔細菌学講座・吉田明弘教授は、「お口の健康の実証研究結果 ―乳由来素材を使った新たなアプローチ―」と題して、研究成果を発表した。
世界健康首都会議は、松本市が進める「健康寿命延伸都市・松本」の創造を目指して、産学官が連携し、健康関連産業が支える街づくりを考え、世界に向けての情報発信を目的としている。吉田教授は、乳製品メーカーと松本市との産学官連携事業として、松本市の企業従業員および松本ヘルス・ラボ(企業が進める医療・介護・健康分野の新産業創出に協力する組織)会員150人を対象にオーラルケア食品をモニターしてもらった結果を報告した。

増田裕次教授を大会長に日本咀嚼学会第29回学術大会を開催

開会の挨拶をする増田大会長

日本咀嚼学会第29回学術大会は、本学総合歯科医学研究所の増田裕次教授を大会長に10月13日(土)・14日(日)の両日、「咀嚼!愛!地域!明るい未来!」をテーマに松本市のまつもと市民芸術館で開催され、咀嚼システムと全身機能の関係を探究した。
特別講演やシンポジウム、ポスター発表などが行われ、市民公開講座では、藤田医科大学歯科・口腔外科学講座の松尾浩一郎教授が「口の健康と健康長寿」をテーマに講演した。また、株式会社フードケア開発部の小川康一部長は、松尾教授と本大会長の増田教授と共同研究を行い、噛み応えがアップし栄養バランスに配慮した「カムカム食」を開発したことを報告。フレイル予防食としての有効性を述べ、噛む力を鍛える食材や調理方法を紹介した。

松本歯学44巻1号(2018.6)を公開

松本歯学44巻1号(2018.6)を松本歯科大学リポジトリにて公開した。

上原俊介講師が第60回歯科基礎医学会学術大会学会奨励賞を受賞

学会奨励賞を受賞した上原講師(右)と中村雅典学会理事長

9月5日(水)から7日(金)の3日間、九州大学歯学部の主管により、第60回歯科基礎医学会学術大会が九州大学医学部百年講堂において開催された。5日には歯科基礎医学会学会奨励賞の授賞式が行われ、口腔生化学講座の上原俊介講師が表彰された。同賞は、今年で30回目を迎え、歯科基礎医学に関連した領域において、国内で行われた研究に関する優秀な論文に贈られるもので、本年は、上原講師の他3人の若手研究者が受賞した。
受賞対象となった論文は、昨年8月に発行された米国科学雑誌「Science Signaling」誌に掲載された、「Protein kinase N3 promotes bone resorption by osteoclasts in response to Wnt5a-Ror2 signaling」で、破骨細胞による骨吸収のメカニズムの一端を明らかにしたものである。
上原講師は、これに先立ち8月17日(金)・18日(土)の両日、千葉市美浜区のクロスウェーブ幕張で開催されたBone Biology Forumにおいて、優秀ポスター発表賞を受賞している。2冠達成となった上原講師は、「今回の受賞を励みに、今後、さらに後世に残る研究を行いたいと思います」と抱負を述べた。

黒岩昭弘教授を幹事に日本歯科理工学会中部地方会夏期セミナーを開催

特別講演を行う宇田川教授(右)と進行役の黒岩教授

歯科補綴学講座・黒岩昭弘教授が幹事となって、2018年度日本歯科理工学会中部地方会夏期セミナーが8月30日(木)・31日(金)の2日間、松本市のホテル翔峰で開催された。特別講演では、本学歯学部長の口腔生化学講座・宇田川信之教授が「骨はダイナミックに躍動している」と題して講演した。一般講演では、本学歯科補綴学講座の洞澤功子講師が「金属アレルギーのアレルゲンの解明」について発表した。歯科用金属によるアレルギーは多発しているが、パッチテストによる原因金属の特定までで、生体内での原因因子となるアレルゲンの同定はいまだに行われていない。洞澤講師は、回転リングディスク電極法を用いた実験の結果、「システインとAg、Cu、Hgが反応し、新しい生成物ができることが確認できた」として、この生成物が金属アレルギーのアレルゲンである可能性を示唆した。

清水まやさん、大谷有希さんが学術大会でポスター賞を受賞

右から清水さん、井上 孝大会長、大谷さん

第29回日本臨床口腔病理学会並びに第11回日本口腔検査学会総会の共催学術大会が8月25日(土)・26日(日)の両日、東京歯科大学で開催された。臨床病理部門・口腔検査部門・研究部門・学生部門の4部門からなるポスター発表では、第5学年の清水まやさんと大谷有希さんが「口唇腺におけるマンマグロビン陽性細胞の分布」をテーマに発表し、みごと学生部門ポスター賞を受賞した。
二人は第3学年の選択科目「歯科医学研究」において長谷川博雅教授の指導の下で本研究を開始、以降も継続して研究に取り組んできた。今年6月にはこれまでの成果や本研究の発展性を見込まれ、本学の学生では初めて一般財団法人・長野県科学研究費助成金の交付を受けて、さらに研究を進めた。マンマグロビンが口唇腺の腺房から導管に至るすべての種類の細胞に分布するが、導管に比べて腺房に多く分布し性差や年齢との関連なく分布することを明らかにした。これは分泌癌などのマンマグロビンを産生する唾液腺腫瘍の発生機序の解明につながる可能性のある結果である。清水さんは「このような栄えある賞をいただき、感激するとともに驚いております。これまで私たちを指導してくださった長谷川教授や口腔病理学講座の先生方に御礼申し上げます」と受賞の感想を述べた。

第24回SCRP日本代表選抜大会で中田智是君が臨床部門第2位入賞

日本歯科医師会・村岡宜明専務理事より臨床部門第2位の表彰を受ける中田君(左)

歯科学生が自らの研究のプレゼンテーションを英語で行い、その成果を競う「2018年度スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会」が8月24日(金)、東京都千代田区の歯科医師会館で開催された。本学からは第4学年の中田智是君が出場し、厳正なる審査の結果、臨床部門第2位に選出され、受賞の栄誉に輝いた。同選抜大会における本学学生の入賞は初の快挙。中田君は「溶血性を持つ属は歯周病の抑制と関連する」と題した研究成果を発表し、審査員からの質問にも英語で的確に答えた。
本研究は、中田君をはじめ、大毛翔吾君(第4学年)、植野裕司君(第3学年)、浮田英彦君(第3学年)、高坂怜子さん(第3学年)の学生5人が、放課後や休日の時間を使い、少しずつ研究成果を積み重ねてきたもので、大会には中田君が代表となって出場した。中田君は「入賞できて光栄です。指導してくださった口腔細菌学講座の吉田明弘教授、三好智博講師、サンプルを提供してくださった歯科保存学講座の吉成伸夫教授に感謝します。共同研究を行ってきた仲間たち全員で頂戴した賞だと思っており、今後も研究を継続し、この歯周病病原菌の生育阻害分子メカニズムを明らかにしていきたいと思います」と喜びを語った。

高橋直之大学院研究科長が日本骨代謝学会学会賞を受賞

学会賞を手にする高橋教授(左)と田中 栄理事長

第36回日本骨代謝学会が、長崎ブリックホールと長崎新聞文化ホール・アストピアにて7月26日(木)~28日(土)の3日間、例年にない酷暑のなか開催され、栄誉ある日本骨代謝学会学会賞を、本学大学院歯学独立研究科長および総合歯科医学研究所長である高橋直之教授が受賞した。本学会賞は、骨代謝に関する多年の優れた研究により骨代謝学会の発展に寄与し、かつ役員として骨代謝学会の運営に著しく貢献した者に授与されるものである。高橋教授は、6年間、骨代謝学会の学術担当理事を、そして第33回骨代謝学会学術大会の大会長も務められた。
Meet the Expert温故知新のセッションでは、「破骨細胞研究の歴史を振り返る」と題して若手研究者を対象に高橋教授が講演された。1985年テキサス大学のRoodman先生とMundy先生の研究室でのヒト破骨細胞培養系、昭和大学・須田立雄先生の研究室における骨芽細胞と骨髄細胞の共存培養系の確立といった歴史的な話、それらの研究によって、破骨細胞分化誘導因子であるRANKLが発見されたことを分かりやすく講演された。

内川竜太朗院生が国際学会でポスター発表

ポスター発表を行った内川院生

7月23日(月)、24日(火)、オーストラリアのシドニーにおいて、32nd Asia Pacific Dental and Oral Health Congressが開催され、大学院第4学年の内川竜太朗院生が「Environmental factors to affect the number of the remaining teeth in elderly(高齢者の現在歯数に影響を与える環境因子)」という演題でポスター発表を行った。内川院生は、高齢者で現在歯数が多い人における口腔内の特徴としてまず唾液緩衝能が高いこと、SM菌が少ないこと、そして定期的なフッ化物の使用が重要であると説明した後、高齢社会を迎えていくアジア諸国の先生方から質問を受けた。

第4回松本歯科大学眼科セミナーおよび第24回長野県眼科学術講演会

講演する太田教授

7月1日(日)、松本市のホテルブエナビスタにおいて、第4回松本歯科大学眼科セミナーおよび第24回長野県眼科学術講演会(参天製薬主催)が行われた。本学眼科学の太田浩一教授は「黄斑円孔のエトセトラ ―10年間の硝子体手術から」と題して講演。太田教授は、まず硝子体手術の進歩について触れられた後、特発性黄斑円孔手術後の網膜微細構造の変化について、これまで行われてきた臨床研究のデータをもとに述べられた。講演会には長野県内の眼科医師を中心に60人が参加した。終了後には本学病院眼科開設10周年記念情報交換会が催され、活発な意見交換が行われた。

科研費獲得額6年連続で年間1億円を突破

このたび、文部科学省および日本学術振興会は、「2018年度科学研究費補助金(科研費)」の交付内定を発表した。本学の総額は1億1千万円を超える額となり、6年連続で1億円を突破した。
今回の交付決定は、継続研究も含めて、基盤研究(A)1件、基盤研究(B)8件、基盤研究(C)23件、挑戦的研究5件、若手研究6件および国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)1件の総計44件である。2018年度に配分される直接経費と間接経費の総額は1億1千万円を超える額となり、6年連続で1億円を突破した。昨年度から新設された挑戦的研究(開拓)は、採択率10%という厳しい競争であるが、小林泰浩教授(総合歯科医学研究所)による申請課題が、初めて採択(直接経費総額2千万円)された。

第86回松本歯科大学学会で学生が優秀発表賞を受賞

左から高坂さん、浮田君、植野君、中田君、大毛君

6月30日(土)、講義館において第86回松本歯科大学学会(総会)が開催され、第4学年の中田智是君、大毛翔吾君、第3学年の植野裕司君、浮田英彦君、高坂怜子さんらが「唾液中の溶血性細菌と歯周疾患との関連性」をテーマに口腔細菌学講座との共同研究におけるGemella属と歯周病との関連について発表し優秀発表賞を受賞した。
また、特別講演として東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科法医学分野の櫻田宏一教授による「個人識別における法歯学の役割」と題した講演がなされた。法歯学は、犯罪関連のご遺体や生体試料からの個人識別はもとより、近年多発する大事故・大災害での身元確認など、社会的に重要な任務を担っている分野であり、その内容や社会への貢献についての貴重な内容をご講演いただいた。

学生の研究に県の科研費助成金が交付される

蛍光顕微鏡でマンマグロビン陽性細胞の有無を確認する清水さん(手前)と大谷さん

第5学年の清水まやさんと大谷有希さんが行っている研究「口唇腺を構成する細胞は分泌癌の発生母細胞となるか?」に対して、6月26日に一般財団法人長野県科学振興会から科学研究費助成金が交付されることが決定した。
清水さんは、第3学年の選択科目「歯科医学研究」において、口腔病理学の「正常顎下腺におけるマンマグロビン陽性細胞の分布」をテーマに研究に取り組んだ。マンマグロビンは乳腺で分泌されるタンパク質だが、唾液腺腫瘍にも乳腺のある腫瘍とよく似た特徴を持つうえに、マンマグロビンを産生する腫瘍があることに興味を抱いたのが、研究を始めたきっかけとなった。二人は第4学年以降も研究を継続。部位を口唇腺に絞り込んで症例数を増やし、マンマグロビンが口唇腺を構成する正常な細胞の「どこに、どのように」分布し、性差や年齢との相関関係があるかを統計的に調べることにした。この研究のタイトルを「口唇腺を構成する細胞は分泌癌の発生母細胞となるか?」とし、清水さんが代表して一般財団法人長野県科学振興会の科学研究費助成金に申請したところ、交付が決定した。同振興会は、長野県内における科学水準の向上、科学知識の普及啓発を図り公益の増進に関与することを目的に、県内の研究者に研究助成金を交付している。

2018年度科学研究費配分額が決定、獲得額6年連続で1億円を突破

「2018年度科学研究費補助金(科研費)」の交付内定が発表され、本学の総額は1億1千万円を超える額となり、6年連続で1億円を突破した。今回の交付決定は、継続研究も含めて、基盤研究(A)1件、基盤研究(B)8件、基盤研究(C)23件、挑戦的研究5件、若手研究6件および国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)1件の総計44件。昨年度から新設された挑戦的研究(開拓)は、採択率10%という厳しい競争であるが、小林泰浩教授(本学総合歯科医学研究所)による申請課題が、初めて採択(直接経費総額2千万円)された。

第17回松本ボーンフォーラムを開催

ボーンフォーラムの参加者

第17回松本ボーンフォーラムが、新緑が美しい5月11日(金)、信州大学医学部において開催された。本研究会は、松本歯科大学、信州大学および成人病診療研究所(安曇野市)の3医療機関を中心とした世話人により運営・開催されている。今回は、特別講演と一般講演合計7演題が企画され、80人以上の研究者や医療従事者および学部・大学院の学生などが参加した。特別講演は、伊木雅之先生(近畿大学医学部公衆衛生学教授)に「骨粗鬆症による骨折リスク評価法の有効性と活用法」と題して、骨量測定のみならず骨代謝指標の測定や遺伝子解析の結果を含めた疫学研究についてご講演いただいた。また、吉子裕二先生(広島大学硬組織代謝生物学研究室教授)が「基質小胞とマイクロRNA」について、千葉 恒先生(長崎大学整形外科学助教)が「骨微細構造から捉えた骨粗鬆症・HR–pQCTによる新しい画像評価」について講演された。一般講演においても、中本哲自教授(本学歯科補綴学教授)が「唾液腺水分泌における膜タンパクの役割」について唾液分泌に関する基礎研究を発表し、活発な討論が行われた。

松本歯学43巻2号(2017.12)を公開

松本歯学43巻2号(2017.12)を松本歯科大学リポジトリにて公開した。

第6回長野県歯科インプラントネットワークミーティングを開催

講演する芳澤教授

本学病院特別専門口腔診療部門の植田章夫診療教授が代表世話人を務める「長野県歯科インプラントネットワークミーティング」の第6回ミーティングが3月11日(日)、松本市内のホテルで開催され、特別講演や教育講演、ミニレクチャーなどで本学教授らが座長や講師として登壇。安全な歯科インプラント治療を行うための臨床現場の取り組みや研究結果を解説した。教育講演は本学総合歯科医学研究所・各務秀明教授が座長となって進行し、口腔顎顔面外科学講座の芳澤享子教授が「歯の移植を成功に導くために ―適応症判定から予後予測まで―」と題して、歯の移植の術後経過や移植歯を喪失するメカニズム、予後因子などを解明するために2000年から2015年にかけて行った複数の研究結果について解説した。

第2・第3学年「歯科医学研究」発表会

研究内容を発表する学生

2月28日(水)、講義館201教室で「歯科医学研究A・B」の発表会が行われた。この科目は昨年度から開講された選択科目で、未来の歯科医療を拓く歯科医師としてのリサーチマインドを身につけることを目的としており、受講を希望する学生は、研究テーマに対する仮説を立てて疑問点や問題点を自ら探求してゆく。発表会はパワーポイントを用いた約10分間の口演の後、質疑応答5分という形式で行われた。発表内容は、歯科基礎医学的なもの、歯科臨床を踏まえたものなど4つのテーマについてプレゼンされた。なお、研究成果は来年度の大学祭「松濤祭」においてもポスターで学生が発表する予定である。

歯学部学生が日本小児歯科学会学生優秀賞を受賞

洪君(左)と小児歯科学講座・大須賀直人教授

公益社団法人・小児歯科学会では、小児歯科学においてその学業、臨床成績が優秀であり、小児歯科学へ高い意気込みを持った学部学生対象者に対し、「日本小児歯科学会学部学生優秀賞」を新設し、賞状と記念品を贈呈している。2017年度は第6学年の洪 志翔君(41期生)が日本小児歯科学会学生優秀賞として承認された。洪君は台湾からの留学生ではあるが、学業が優秀であり、特に小児歯科学において成績が極めて優秀であることから推薦され、このたびの受賞(2月1日付)となった。洪君は「小児歯科学会の優秀賞をいただき、小児歯科に関する知識や診療技術を指導してくださった松本歯科大学の諸先生方に感謝いたします。今後、台湾に戻ってからも歯科医師として精進してまいります」と感想を述べた。

金銅英二教授らが12倍大の歯の模型教材を開発

12倍大の模型教材

口腔解剖学講座・金銅英二教授と入門歯科医学・谷内秀寿講師、三溝恒幸歯科技工士らは、3Dプリンターを用いて歯の12倍大の模型教材を製作した。第一大臼歯(最大の歯)の場合、(近遠心径)約140mm×奥行き(頬舌径)135mmで、重量は195.8g。素材はABS樹脂製で驚くほど軽い。金銅教授らは、歯の形態に関する論文や歯の解剖学の教科書などを徹底的に調査し、日本人の各歯のサイズ、形態を標準化し数値化した。模型は歯の形態を正確に表現しているのが特長で、歯科医学の教育現場だけでなく、臨床でも活用が期待される。
問合わせは口腔解剖学講座(TEL:0263-51-2032)