研究成果(2020)
中村浩志准教授の研究成果を特許登録
左:外殻(EEA)(顎模型装着前)、右:内部緩衝材(寒天ゲル)(装着後)
3月13日(金)、本学と株式会社ダイワ(松本市)が共同出願した小児専用マウスガードに関する発明が特許登録された。開発の背景には、子どもたちの屋内外での外傷による歯の脱臼・破折・喪失による外来受診小児の増加がある。口腔周囲の硬組織・軟組織歯の破折や脱臼においては、乳歯、永久歯問わず抜歯が余儀なくされることも少なくない。そのため小児歯科学講座の中村浩志准教授は、口腔周囲の外傷予防を目的としてプラグマティックで安全な小児用マウスガードの開発に取り組んできた。その結果、EEA(エチレン-アクリル酸エチル)の外殻と寒天を基材にした緩衝剤の2層構造で構成される独自開発の形態に総括された。