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学院長あいさつ

私たちは家族や仲間と会話をし、食事をして毎日を過ごしています。その楽しい会話や美味しい食事が私たちから奪われたらどうでしょうか?幸せといえるでしょうか?
幸せ(会話や食事)に大きく関わるのが口腔です。口腔は消化器、呼吸器の初部であり、生命維持のための重要部位といえる場所です。歯科衛生士の仕事は歯科治療の補助や虫歯や歯周病の予防をするだけでなく、全身疾患の予防にも影響する口腔ケア(口腔機能の改善)を担う職業として大きな期待が持たれています。
人々はこの世に生を受け、成長発達し、成人を迎えます。その後は加齢とともに老化し、やがて寿命を全うし、人生を終えていきます。この中で、成長発達の時期、成人の時期、その後の加齢変化、人生のどの時期においても健康維持のためには口腔ケアが深く関わりを持つことも知られています。また、人間の健康維持・増進のためには多職種連携という医師と歯科医師・衛生士、看護師、介護士や栄養士などが協力する態勢づくり組織づくりが重要であることも知られています。その中でも健康長寿のための口腔ケアについては歯科医師と衛生士がその中心となってリーダーシップを発揮します。
松本歯科大学衛生学院は、大学・附属病院の恵まれた教育・実習環境を大いに活用しながら、未来の歯科医療を担う専門医療人の育成、信頼され愛され、人に寄り添い、人に尽くす人材育成に全力をあげて取り組んでいます。