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歯科麻酔学講座

教育活動

卒前教育

*第4学年講義
歯科麻酔学とは、歯科治療や手術中の痛みを取り除くだけでなく、安全で快適な歯科医療を行うための全身管理学である。主な教授内容は、全身管理に必要な生理学、局所麻酔、精神鎮静法、全身麻酔、周術期管理、救急蘇生法、疼痛治療などである。

*第5学年臨床実習
全身状態の評価法、局所麻酔法および救急蘇生法につき修得する。また、口腔外科手術の全身麻酔症例や歯科治療時の全身管理症例を見学する。

卒後教育

松本歯科大学病院歯科麻酔科は、日本歯科麻酔学会歯科麻酔学指導施設に認定されており、日本歯科麻酔学会認定医の取得を目指して、卒後研修カリキュラム((1)患者の全身状態の評価と管理、(2)局所麻酔法、(3)全身麻酔法、(4)精神鎮静法、(5)救急蘇生法、(6)疼痛治療、(7)日帰り全身麻酔)を実施している。さらに、認定医を取得した後も歯科麻酔に専従する者は、日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医の申請資格が得られる。

研究概要

現在の主な研究テーマ
1)脳誘発反応波による鎮静レベルの客観的評価
2)心拍・血圧変動の周波数解析による自律神経機能の評価
3)三叉神経誘発電位による局所麻酔効果の判定
4)歯科治療時の全身管理-特に呼吸器系、循環器系の管理

沿革

1984年(昭和59年)10月に大阪大学歯学部から廣瀬伊佐夫教授が着任し開講された。1991年(平成3年)9月には廣瀬教授を会長として第19回日本歯科麻酔学会総会を開催した。1998年(平成10年)2月に大阪大学歯学部から澁谷 徹が助教授として就任し、2006年(平成18年)3月に廣瀬教授が定年退職された後、同年12月に澁谷が教授に昇任し現在に至っている。
2017年(平成29年)10月には澁谷を会長として第45回日本歯科麻酔学会総会を開催した。

スタッフ紹介

講 師:谷山 貴一
(日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医・認定医、日本有病者歯科医療学会指導医)

助 教:小川 さおり
(日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医・認定医)

助 手:上田 敬介