教育概要

薬理学は薬物と生体との相互作用について個体から分子のレベルまで総合的に研究する科学である。さらに、臨床とも密接な関係を持ち、疾病の治療に最も必要とされる学問領域の1つである。薬理学は生理学、生化学などの基礎科目の内容を応用するだけではなく、口腔外科学、麻酔学、内科学などの臨床科目の内容を理解するために必要な学問である。この観点から薬理学の位置づけおよび重要性を理解することを基本理念とした教育を行っている。

講義については、第2学年に薬理学として主に総論的内容を、第3学年に歯科薬理学として各論的内容を講義しており、実習については第3学年に薬理学・歯科薬理学実習として歯科薬理学と平行して行っている。実習では講義の内容と関連付けることを念頭に置いた実習項目を行っている。さらに一部の実習項目においては当講座で開発したシミュレーターを使用した実習を取り入れている。また、第4・5・6学年にそれぞれ総合講義・臨床講義を実施することにより、薬理学的に真に医科との医療連携が可能となる歯科医師育成を目指した教育を行っている。また、毎年充実した内容の講義となるよう、最近のトピックスを積極的に取り入れている。

研究概要

1 漢方薬および健康サプリメントの口腔疾患への応用
2 薬理学実習で使用するシミュレーター作成のための統計モデル作成およびシミュレーター作成
3 唾液タンパク質の新たな機能解明と創薬への応用

沿革

歯科薬理学講座は1973年(昭和48年)に初代教授として前橋 浩を東京歯科大学より迎え、開講された。前橋 浩が2002年(平成14年)3月に定年退職した後、同年4月に二代目教授として王 宝禮が大阪歯科大学より赴任、2010年(平成22年)3月に退職した。その後、2015年(平成27年)1月に三代目教授として十川紀夫が岡山大学より赴任。2021年4月に荒 敏昭が四代目教授に就任。2021年4月に薬理学講座に改称した。

スタッフ紹介

教 授:荒  敏昭
講 師:今村 泰弘
講 師:喜多村 洋幸