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7 活発な学術交流・研究活動

①学問の探求は海を越えて

上:河北省と学術交流・友好協定を締結
下:メルトン教授が来学し特別講演

松本歯科大学は以前から、数多くの国の大学や研究機関と積極的な交流を行ってきました。なかでも中国との関係は深く、河北省をはじめとした医療機関から長期研修生や医療視察団を受け入れています。総合歯科医学研究所は2003年に同済大学児童口腔医学研究所と学術交流・友好協力協定を締結したのをはじめ、2008年にはアメリカのハーバード幹細胞研究所と、共同研究・学術協力協定を締結するなど、世界的な研究機関と協力して、口腔諸器官の再生技術の開発等をめざしています。2009年にはハーバード幹細胞研究所のリーダーで世界的に著名な科学者であるダフラス・A・メルトン教授が本学を訪れ、大学院特別講義を行いました。

②ハイテクリサーチ型研究所をめざす

総合歯科医学研究所は、
【硬組織疾患制御再建学部門】
【顎口腔機能制御学部門】
【健康増進口腔科学部門】
の3部門から成り、大学院歯学独立研究科の基盤組織としての役割も担っています。


先端技術の粋を集めた分析機器、実験機器などの設備を整え、歯学部、大学院、病院と密接な連携をとりながら研究活動を行っています。世界に誇れる研究実績を挙げるとともにハイテクリサーチセンターの構築をめざしています。

③「科研費」の採択件数、配分総額はトップクラス

大学における研究の更なる発展とそれに付随する学生教育効果の向上を目指し、質の高い研究活動を行うためには、優れた研究者とともに充実した研究施設と研究資金が必要です。文部科学省および日本学術振興会が交付する科学研究費助成事業(科研費)の採択件数と補助金額は、研究者にとって極めて重要なものであり、研究者の実績や所属する大学の研究活動の評価のバロメーターとなるものです。
松本歯科大学は、2013年度から受給額が5年連続で1億円を突破し、2017年度は1億5千万円に迫る交付となりました。2017年度においては、基礎研究(B)2件、基礎研究(C)8件、挑戦的研究2件、若手研究(B)3件および国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)2件が新規採択されました。