第49回解剖諸霊位慰霊祭
第49回解剖諸霊位慰霊祭が6月7日(土)、本館7階講堂で行われた。ご遺族、本学法人役員、教職員、第2、第3学年の学生ら約180人が参列し、歯科医学の発展のためにご献体くださった13柱の御霊にあらためて感謝と哀悼の意を表し、冥福を祈った。
式典で中村浩彰歯学部長は「皆様は医学、歯科医学の偉大な功労者。医学や歯科医学の進歩に対する深いご理解とご認識のもとにご協力くださったご遺族の皆様にも尊敬の意を禁じ得ない。謹んでご冥福をお祈りし、あらためて心から感謝と御礼を捧げる」と、川原一祐学長の代わりに祭文を捧げた。
焼香や納経のあと、学生を代表してあいさつした第3学年の金山桃加さんは、昨年9月の解剖学実習初日の緊張や不安、その際に教員に「皆さんの先生は、私たちではなく、目の前にいらっしゃるご遺体です」と言われたことが今も深く胸に刻まれていると振り返り、「皆様への敬意と感謝を忘れず、患者様へ一人一人に真摯に向き合える歯科医師になれるよう努力を重ねて参ります」と述べた。
祭文を捧げる中村浩彰歯学部長
学生代表の第3学年金山桃加さん