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第44回解剖諸霊位慰霊祭 ご尊霊に感謝し歯科医学の発展誓う

第44回解剖諸霊位慰霊祭が6月10日(土)、本館7階講堂においてしめやかに営まれた。ご遺族、ご来賓、法人役員・教員ら約60人と歯学部第1学年から第3学年までの学生約310人が参列。解剖学実習のために献体いただいた21柱のご尊霊に対し謹んでご冥福をお祈りし、歯科医学の発展につなげることを誓った。
長谷川博雅歯学部長が祭文を奉読した後、参列者一人ひとりが祭壇に向かい焼香し、あらためて静かに手を合わせた。
学生を代表して小野亜美さん(第3学年)は、「はじめてご遺体を前に黙祷を捧げた際の不安と緊張感は忘れることができません。医療人として必要な医の倫理を学ぶと同時に、教科書からの知識をより複雑に、かつ立体的に深く理解することができました。歯科医師を目指すものとしてご献体くださった方々をはじめ、多くの皆様に支えられたという事実を胸に刻み、その使命の重大さと皆様の思いを決して忘れずこれからも努力いたします」と決意を述べた。

左:祭文を奉読する長谷川歯学部長、右:祭壇に向かい手を合わせる学生ら

左:学生を代表して挨拶する小野さん、右:ご来賓・ご遺族を代表して挨拶する小口利幸塩尻市長