病院内に細胞・再生医療センター開設
松本歯科大学病院は9月15日(金)、「細胞・再生医療センター」を開設した。病院における細胞・再生医療研究を支援し、その普及を推進することが目的。株式会社カネカおよびダイダン株式会社の協力を得て、自動培養装置を活用した小規模細胞調製施設を病院内に設置し、「自己骨髄間質細胞を用いた歯槽骨の再生医療」に取り組む。自動培養装置を用いて培養された細胞の臨床応用は本邦2件目。臨床研究を担当する口腔顎顔面外科学講座・各務秀明教授は、「これまで再生医療普及の妨げとなっていた細胞調製業務の負担や高額なコストを軽減できる。本施設の実用性を実証することで、細胞・再生医療をより多くの患者に届けられるようにしたい」と話している。
センター開設を記者発表する宇田川信之センター長と各務教授
自動培養装置を備えた細胞調整室の説明をする各務教授