(2018.12.01) 川原一郎 深夜のスポーツ観戦とマインドリサーチ

(2018.12.01)健康増進口腔科学講座 教授 川原一郎

深夜のスポーツ放送。疲れているから早く寝た方が良いのにどうしても観てしまう。
しかし、観ているスポーツは決まっている。私は野球かゴルフ。
他の競技は観たいと思わない。
もともと球技観戦は好きな方だが、どうして野球とゴルフなんだろう。
テニス、サッカー、ラグビー、卓球、バスケットボール。日中はどれも普通に観ることができる。しかし、深夜は野球かゴルフ。これを観ているとなぜか気持ちが楽になる。
理由を考察してみると、どうやら「飛球弾道」に意識が向いていることがわかった。
野球とゴルフの共通事項は「充実ボール」を使うこと。
充実ボールは「芯」があって、ゴムの糸やソリッドでボールの中が満たしてある。
その結果、中空ボールと決定的に違うのは、大きな飛距離と、小さな回転のモーメントだ。回転モーメントが小さいと、回転が長続きしない。バットやクラブで強力な打力を与えられる野球とゴルフのボールは、中空では飛距離が出ないし、テニスや卓球並みに曲がっても困る。さらに、野球とゴルフは基本的には浮き上がりのバックスピン系だ。強力な反発力と高く上がっていくバックスピン飛球弾道が、丁度私の深夜の疲労の回復に一役買っていることを発見して、なんとなく納得した。
それにしても、最近のテレビカメラは、飛んでいる小さなボールに見事に合焦している。おかげで、私は疲労を回復することができるのだなぁ。
この報告には明確な根拠も有意差もない。また、利益相反もない。