(2018.05.01) 大須賀直人  ラブラドール・レトリーバー 

(2018.05.01) 健康増進口腔科学講座 教授 大須賀直人

3年前からこども2人とも大学に進学し、20数年ぶりに夫婦二人の生活が始まっています。こどもが自宅にいる頃は何かとにぎやかでしたが、兄が大学に進学して静かになり、娘もいなくなると益々静かな生活になりました。子育てが一区切りついた安心感はありますが、仕事柄こどもと接している時間が長い自分には、家に帰ってもこどもがいない生活は寂しく感じます。誰でもこのような経験をすることと思いますが、この静かな生活はどのようにすごせばよいのか考えることがあります。
ただ、そんな生活の中で唯一私を待ち構えてくれているのは、愛犬のラブラドール・レトリーバーです。訓練センターのブリーダーさんから6年前に譲っていただいた牝の6歳ですが、人間で言えば45歳くらいでしょうか。成長が早くあっという間に私と変わらない年齢になりました。
ラブラドール・レトリーバー(英: Labrador Retriever)は、大型犬に分類される犬種で、獲物を回収 (Retrieve) する犬と呼ばれる狩猟犬の一種です。現在はその多くが家庭犬として飼育されていますが、警察犬、麻薬探知犬、災害時の救助犬、身体障害者補助犬など様々な用途に最適な犬種として活躍しています。ラブラドール・レトリーバーの特徴として、活発で泳ぐことを好み、幼児から高齢者までよき遊び相手であるとともに保護者の役割も果たすことが知られています。イギリスやカナダでは登録頭数が第1位で、アメリカでも登録頭数第1位の人気犬種であります。洞察力、作業力に優れています。我が家の愛犬はどうでしょうか?ラブラドール・レトリーバーのすばらしいDNAを持ち合わせていますが、こどもの頃に訓練に出さなかったせいか、盲導犬や警察犬クラスではありません。ただし吠えることなくおとなしいので我が家ではよしとしています。当分、妻とラブラドール・レトリーバーとのおだやかな生活が続くと思いますがラブラドール・レトリーバーからは我々も学ぶことが多く癒されています。また、小児歯科を専門とする私にとってこどもの取り扱いの参考になることが多々あります。
長い人生の中で今の愛犬を交えた静かな生活も楽しんでみようと思っています。