宮國 茜  箱根駅伝

(2023.2.1) 健康増進口腔科学講座・口腔健康分析学 2020年卒

 神奈川県出身の私にとって箱根駅伝は身近なものでした。実家での正月は父がビールを飲みながらテレビで箱根駅伝を観戦し、私も湘南や箱根のなじみのある光景を見るのが楽しみでした。箱根駅伝=正月にオヤジが見るもの、という認識だった私も大学進学とともに地元を離れ、箱根駅伝のことをすっかり忘れていました。時は過ぎて2020年、何気なく見た第96回箱根駅伝がきっかけで気が付けば虜になっていました。今さら夢中になった理由としては、大学の名前を背負って走る選手達と国家試験合格に向けて頑張っている6年生の姿が重なったからではと思います。しかし、タイミング的にはコロナ禍の真っただ中で地元とはいえ現地観戦はあきらめないといけない状況が続いていました。陸上関連の雑誌を読んだり、番組を見たり、選手のTwitterをフォローしたりしていた3年間、陸上関係の知識だけは豊富になりました。そして2023年1月3日に念願の現地観戦することに。朝5時に塩尻を出発、Uターンラッシュの渋滞を回避するルートを検索しながら横浜駅周辺へ。選手が通過する2時間前には沿道に立って選手を待ちます。先導のパトカーが来て、白バイが来て、テレビの中継車が来て・・・待ちに待った先頭のランナーは日差しを浴びてキラキラしていて、もう10キロ以上も走ってきたのに笑顔で走っている姿に感動しました。先頭のランナーから最後尾のランナーまで全員を見送り、初めての箱根駅伝観戦は大満足で終わりました。今後、感化されて自分が走る側になることはさすがにないですが、選手の頑張る姿を見習って自分も日々過ごしていきたいと思います。