土田 実  大学院の研究課程を終えてみて

(2022.1.21) 健康増進口腔科学講座・口腔健康政策学・2022年 社会人大学院修了 土田 実

 歯科医師免許を取得して臨床経験15年。これまではセミナーや外部の講習会などに参加して他の先生が今まで研究されてきた知識や技術を教わる立場であったが、今回初めて自分が研究し発表する立場となった。研究とはどういったものであるべきか、研究を進めていく過程、その為に必要な材料や知識・データ・エビデンスの収集方法、など初めての私は本当に一から学ばせていただき、大変お世話になりました。大学院時代の楽しかったこと。それは何より、今までの自分になかった知識が増えていったことです。1学年時には他の先生方が自分の論文発表を授業で行って下さいました。どのように研究を進めどのように順序立てて論文を仕上げるのか、またその研究から発展させて新たな研究をしていく。数多くの素晴らしい発表を見させていただき毎回授業がワクワクしました。それから自分の研究を進めていく上で関連のある論文を読み、今まで知らない事を知ることができたことも為になりました。やはり人間は生涯学習であり学ぶ事は面白いと改めて思いました。
 私が一般開業医(General Practitioner)GPとして診ることができる患者さんは数に限りがあります。患者さん1人1人に向き合って臨床に臨んでいく次第です。私の研究が少しでも歯科界の為になれば本望ですし、これからも精進していきたいと思います。
 最後になりますが、正村先生を始め、大学院研究でご指導して下さった多くの先生方、関係者の方に心より感謝申し上げます。