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骨髄液から骨の再生へ、本学研究チームが画期的成果

本学口腔顎顔面外科学講座・上松隆司准教授、口腔生化学講座・宇田川信之教授らの研究チームは、ヒトの骨髄液を採取・培養した間葉系幹細胞を用いた骨の再生に成功し、3月26日(金)に記者発表会を開いた。口腔インプラント埋入に必要な厚さ・強度を有する顎骨の再生を目的としたもので、上松准教授が研究概要を解説した。

松本歯科大学病院口腔外科で採取した患者さんの骨髄間葉系細胞を、細胞調製施設である信州大学医学部附属病院先端細胞治療センター(CPC)に搬送。そこで約3週間かけて培養・増殖した細胞を医薬品として調製し、松本歯科大学病院へ再搬送して、骨補填剤とともに顎骨に移植した結果、本学病院のMRIを用いた画像解析によって、従来と比べてより早い顎骨増生が確認できた。

幹細胞を施設間搬送する手法は、安全・品質管理や研究審査態勢が厳しく規定されるため、実現のハードルは高かったが、本研究は綿密な手順書を作成して、日本で初めて厚生労働省の「ヒト幹細胞臨床研究実施計画」に承認(2009年9月10日)され、幹細胞の施設間輸送も初めて認可された。

上松准教授は「インプラントを埋め込めるまで4~6ヵ月かかっていたものが、大幅に期間短縮して施術が可能になる。細胞を増殖・調整する専門施設を持たない研究機関や医療施設でも、CPCと連携して自己骨髄幹細胞製剤をつくって治療に応用できる道が開けた」と成果を語った。

→ 詳細は『Campus Today』4月号に掲載

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