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咀嚼機能解析学

咀嚼機能解析学ユニット

摂食行動が誘発され、食物を摂取すると顎口腔領域からの感覚情報が中枢神経系に達し、食物の性状に対応した咀嚼運動の調節が行われる。この調節系の基本的制御機構は脳幹部に備わっており、高次脳の調節を受ける。また、高次脳は逆に咀嚼時の感覚情報によるフィードバック制御を受けて運動調節を行い、同時にこの情報を利用して全身機能の調節をも行っている。

本研究ユニットでは、摂食行動や咀嚼運動の制御に係わる脳機能、咀嚼と全身機能の関係及び顎口腔感覚と咀嚼器官の発達などについて以下の4つの課題を研究する。

1. 摂食・咀嚼を制御する神経機構の解明
2. 摂食による全身機能調節作用の機構解明
3. 歯の萌出に係わる神経要因に関する研究
4. 摂食・咀嚼運動に関連する事象関連脳波の解析