研究所の概要

世界に誇れる研究業績をあげオープンリサーチ型研究所をめざす。

21世紀を迎え少子化及び超高齢化が加速度的に進むわが国において、寝たきり老人や痴呆性老人の急増や、それらに伴う口腔疾患の複雑化・多様化は想像を超えた社会現象として目前に迫っている。

このような社会構造と疾病構造の変化とともに、国民の医療・歯科医療に対する要請も高度化・多様化し、必然的に生活の質(QOL)の向上、福祉・介護の必要性が急速に高まり、その対応が急がれている。

このような状況に適切かつ迅速に対応するため、従来の歯科医療技術や理論の改変や発展はもちろん、歯科医療における遺伝子診断や治療、器官あるいは組織・細胞培養を利用した再生工学的歯科治療など、高度医療技術の開発が望まれるとともに、このような変化に対応できる専門知識と技術の教育が必要とされる。

1989年に開設された総合歯科医学研究所は、2001年にその規模を拡大し、2002年4月には松本歯科大学大学院歯学独立研究科の基盤組織として位置づけるべく全面的に改組し、11のユニットから構成される研究部門「硬組織疾患制御再建学部門」「顎口腔機能制御学部門」「健康増進口腔科学部門」を新設した。

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