大学院の目的

松本歯科大学大学院は、口腔生命科学の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究め、もって文化の進展に寄与することを目的とする。

歯学独立研究科の目的

歯学独立研究科は、創造性豊かな優れた研究者を養成するとともに、社会環境に柔軟に対応できる豊富な学際的知識と専門的技術を修得した境界型研究者・歯科医療職業人を養成することを目的とする。

歯学独立研究科の位置づけ

歯学独立研究科は、学部・講座を主体とする研究科ではなく、本学総合歯科医学研究所を基盤にした独立研究科です。

※独立研究科とは、特定の学部を基盤としない、先端的・学際的分野を対象とする研究科です。

総合歯科医学研究所

歯学独立研究科の基幹組織となる総合歯科医学研究所は、歯科医学研究の中核をなす次の3つの部門で構成されています。

硬組織疾患制御再建学部門:歯や骨などの硬組織の基礎的・臨床的研究
顎口腔機能制御学部門:顎口腔機能の基礎的・臨床的研究
健康増進口腔科学部門:臨床歯科および社会歯科領域の研究

歯科医学の中心的課題である硬組織及び顎口腔機能の研究を2部門で行い、
他の1部門で臨床歯科及び社会歯科領域の研究を行っています。

歯学独立研究科の構成

大学院歯学独立研究科口腔疾患制御再建学専攻には、総合歯科医学研究所の3部門を基盤に3つの大講座が置かれています。
この3大講座は13ユニットの研究グループで構成されています。

硬組織疾患制御再建学講座

硬組織形態解析学ユニット、硬組織機能解析学ユニット、硬組織発生・再生工学ユニット、遺伝子工学・分子創薬学ユニット、硬組織疾患病態解析学ユニット、生体材料学ユニット、臨床病態評価学ユニット

顎口腔機能制御学講座

咀嚼機能解析学ユニット、生体調節制御学ユニット、臨床機能評価学ユニット

健康増進口腔科学講座

口腔健康分析学ユニット、口腔健康政策学ユニット、医療経営政策学ユニット

昼夜開講制で社会人の入学をバックアップ

大学院設置基準第14条(教育方法の特例)に基づき社会人特別選抜を実施します。

近年、大学院には、高度専門研究者・技術者及び専門職業人の育成が望まれています。社会人が働きながら高度な知識と技術を習得できる再教育の場が求められています。
これまでの教育方法(昼間のみの時間帯)の場合、社会人は、仕事を離れて就学しなくてはなりません。

「大学院設置基準第14条 教育方法の特例」を適用した場合、社会人が仕事を辞めずに修学できるようになります。
具体的には、昼間の時間帯の第5時限(16:20〜17:50)を利用し、夜間の時間帯に第6時限(18:00〜19:30)と第7時限(19:40〜21:10)を設けます。授業科目は、昼夜間に開講します。
大学院生の動向に合わせ、夏季休業等を利用した集中講義も設定します。