教員コラム 「早起きのすすめ」

05.5.10 顎口腔機能制御学講座 助教授 澁谷 徹

 2005年は大晦日からの大雪のため、元旦早々に雪かきで始まりました。2日には最低気温が松本でも-14℃と猛烈に冷え込み、長期天気予報は予想どおり(?)にハズレ、例年に比べて雪も多く寒い冬でした。最近ようやく暖かい陽気となり、大学のキャンパスでは芝生の緑もあざやかで、八重桜やチューリップなどの花が咲き誇っています。今年は昨年夏のような猛暑にならなければよいのですが…。
 
 さて、皆さんは朝何時に起きますか。本来多くの動物は、夜明けとともに活動をはじめ、日暮れとともに休みますが、人間は電気照明を発明して以降、一日中活動することが可能となりました。近年、テレビ番組は夜通し放送され、インターネットはまさに24時間遊ぶことができます。夜更かしをすれば、当然朝起きる時間は遅くなります。特に学生諸君は夜型人間が多いようで、1時限目の授業は欠席が多いようです。
 
 生き物にはすべてcircadian rhythm;概日リズムがあり、ほぼ24時間(人ではもう少し長く約25時間だそうですが)の昼と夜の光周期に合わせて、睡眠・覚醒サイクル、体温、ホルモン分泌などが調節されています。人の時間帯別の計算能力を調べると、午後に最も高くなるそうです。勉強や仕事をしたり試験を受ける時間は、通常は朝9時頃から夕方までなので、朝遅く起きた人はこれらが終わった頃にようやく能率がピークを迎えることになってしまいます。

 ところで私自身の起床時間はどうかといいますと、最近では朝の5時頃です。まだそれほどに年寄りでもありませんし、特に早起きをしようと目覚まし時計をかけているわけではありません。この時間に私を起こすのは飼い犬のボーダーコリーです。去年の4月に犬を飼い始め、朝の散歩が私の分担となりました。たまたま犬がその時間に起きるので仕方なく起きる、というのが早起きのきっかけです。

 冬場の朝明るくなるのが遅い時には6時前の起床でしたが、日の出が早くなるとともに起床時間も少しずつ早くなり、毎日ほぼ決った時間にクンクンと鳴き出します。冬の寒い朝、まだ暗いうちの散歩はさすがにつらいものがありましたが、これから夏にかけて、涼しい中の散歩は実に清々しいものです。おかげで平日、休日にかかわらず規則正しく早起きする習慣がつき、インフルエンザや風邪にもかからず、すこぶる健康です。皆さんも一度朝の早起きと散歩を試してみてはいかがでしょうか。