講座紹介

口腔生化学講座

研究概要

● 破骨細胞分化と骨吸収機能の制御機構に関する研究
  破骨細胞分化に関する情報伝達機構の分子メカニズム
  歯周疾患および関節リウマチにおける骨破壊メカニズム
  炎症性サイトカインの破骨細胞分化と骨吸収機能における役割
  破骨細胞由来の骨芽細胞分化誘導因子(カップリングファクター)の同定
  重力の骨代謝共役における生理的役割の解明
  歯髄細胞の特性に関する研究
  歯槽骨再生に関する臨床的研究
  樹状細胞ワクチン療法に関する臨床的研究

● 金属酵素の構造解析に関する研究
  ジペプチジルペプチダーゼIIIの活性中心の研究
  アミノペプチダーゼBの基質特異性に関与するアミノ酸の同定
 

沿革

 口腔生化学講座は、1972年4月本学開学時に、原田實助教授が愛知学院大学歯学部より着任し開設された。北アルプスが眺望できる本館5階西棟に教授室・医局・研究室および実習室が並んでいた。1973年4月、原田助教授は教授に昇任し、深澤加與子助手(現准教授)(名古屋市立大学薬学部卒)、深澤勝彦助手(学習院大学大学院自然科学研究科(理学部大学院)修了、2001年3月に退職)、平岡行博助手(立教大学理学部卒、現大学院硬組織疾患制御再建学講座教授)が着任して、教育・研究の基礎が整った。その後、茂木眞希雄助手(東京工業大学大学院総合理工学研究科(生命化学専攻)(生命理工学部大学院)修了、現愛知学院大学歯学部薬理学教室講師)が加わり、本講座の教育と研究に大きく貢献した。
 1976年からは新しい講義館と実習館で教育が行われるようになった。広く明るい実習室は現在でも大変好評である。また、1986年には、実習館に教授室・医局・研究室が移転し、活発な研究活動が展開され現在に至っている。
 教育に関しては、1996年度から歯学一貫教育の遂行を目的として、第3学年で行われていた講義および実習を第2学年に移した。2001年度からは、講義における習熟度を高めることを目的に、毎時間15分間の小テストを行い、前回の講義内容の確認を行っている。また、全ての個人試験成績は公開し、自己の客観的評価をもとにした学習意欲の高揚を期待している。この30年間を振り返ると、前半10年間は教育・研究を軌道に乗せるための期間であり、その後の20年間は教室員が米国留学の経験を生かし、分子生物学の技術を導入し、より広い視野のもとで教育・研究を進めてきた成熟期と考えている。
 21世紀の幕開けと時を同じくして2001年3月、開学以来教育・研究に携わってきた原田實教授が定年退職した。後任教授は、本学10期生である昭和大学歯学部生化学教室の宇田川信之講師が選ばれ、2001年9月に赴任した。2002年4月には、奥村茂樹助手(大阪大学大学院医学系研究科修了)、2003年4月には山下照仁講師(東京大学大学院薬学系研究科修了)が着任した。2002年5月には、共同研究施設である総合歯科医学研究所が実習館2階に新しく設置され、細胞生物学・分子生物学および微細形態学的な最新の研究設備の拡充が行われた。2004年4月には中村美どり助手(現講師)(松本歯科大学卒)が小児歯科学講座より移籍し、2006年4月には上原俊介助手(現助教)(岡山大学大学院自然科学研究科修了)が着任し、新たな研究プロジェクトが進行している。
 現在講座の垣根を越えて、総合歯科医学研究所のスタッフと共に、破骨細胞の分化と機能発現の分子機構の解明を目的として、基礎および臨床講座の研究者を含めた新しい研究チームを発足させ、研究活動にあたっている。このプロジェクトの最終目的は、歯周病や関節リウマチに認められる局所的骨破壊機構を明らかにして、臨床応用を目指すものである。また、国内外の研究施設との共同研究も活発に行い、北京大学口腔医学院や愛知学院大学歯学部から研究員の受け入れも行ってきた。

 2002年9月には、米国骨代謝学会(ASBMR)が選定する学術賞であるFuller Albright Awardの受賞者に宇田川教授が選ばれ、テキサス州サンアントニオで開催された第24回ASBMRにおいて受賞講演を行った。
 本教室の今後の10年は、本学で与えられた使命を全うすべく、「教育は学生に夢を与えること。研究は世界に羽ばたくこと。」をモットーに邁進したい。
 

スタッフ紹介

教  授 : 宇田川 信之 「破骨細胞の起源と分化誘導機構に関する研究」
准教授 : 深澤 加與子 「ペプチダーゼの活性中心構造の解析、セメント質タンパクの研究」
講  師 : 中村 美どり  「骨のカップリングファクターに関する研究」
助  教 : 上原 俊介   「破骨細胞の骨吸収シグナルに関する研究」
 

その他

  1.  2010年 研究業績
  2.  2009年 研究業績
  3.  2008年 研究業績
  4.  2007年 研究業績
  5.  2006年 研究業績
  6.  2005年 研究業績
  7.  2004年 研究業績
  8.  2003年 研究業績
  9.  2002年 研究業績

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